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執筆者の写真WBCラボ

開催報告:これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ|ゲスト:龍円あいりさん(東京都議員)、渡辺カオリさん

2024年3-4月にかけ、オンライン+対面オフラインイベント「開催報告:これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ(全4回)パイロット版」を開催しました。


各所のご協力により、ゲストとして、龍円あいりさん(東京都議員)、渡辺カオリさん(株式会社アンサーノックス代表取締役社長)をお呼びしてのバラエティあふれる催しとなりました。龍円さん、渡辺さん、ありがとうございました。



これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ

【イベントの特徴】


・聞いて学ぶだけでなく、参加者同士の創造的対話が主体

・組織名の開示は自由(安心してお話いただく、個の考えを大事にしていただきたいため)


・D&Iはこれからどうなるか、どうありたいか、社会的な視点をみる

・同時に、各個人や各組織ならではの答えをさぐるための場


・セクターや組織を越えて、推進者の方々の包括的つながりを作る

・市場だけではなく、政治と教育福祉の考え方を知る

・人材不足でD&I待ったなしの中小企業の「人を活かす視点のD&I」を知る



【行ったこと】

第一回ではまず参加者の方とあたためを行ってから、日本のD&Iの歴史を振り返りつつ、

組織におけるこれまでとこれからを一緒に対話しました。



これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ


第二回・三回は前半にインスピレーショントーク。

インクルーシブ公園設立など福祉・教育政策を意欲的に推進されている都議会議員「龍円あいりさん」と、人材不足解消のためD&I施策を第一に考え、小規模企業として日本で初めて新ダイバーシティ企業100選(2019)に選ばれた、株式会社アンサーノックス代表取締役社長「渡辺カオリさん」お迎えしました。


おふたりとも、お立場を超えてご自身の言葉でフラットにお話くださいました。



これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ


これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ


↑渡辺カオリさんの回【リーマンショックの逆風の中、外国人向け派遣会社を山梨で起業した女性社長が、”ありえない最小規模”のダイバーシティ企業として表彰されるようになるまでの話】を動画公開しました。とても素敵なのでラジオ代わりにオススメです!



いずれも後半は、ゲストのお話を聴いて、気づいたことなどを参加者の方同士で共有、対話を深めました。これまで触れたことのない、話したことのない業界・業種の方と、ダイバーシティを通してフラットに対話ができたので、参加者の方だけでなくゲストの方にも「ちがうセクターでも同じ方向を目指している方がいることがわかって本当に良かった」「居心地の良い、素敵な場だった」と感想をいただけました。



最終回では、都内会場(明治神宮前/原宿駅すぐ)にて、立ち位置のもたらす心理メソッドを使い「D&I実践におけるステークホルダーは何を考えているのだろう」を立場を超えて体感し、協力して対話をしつつ、気づきを深めました。


はじめてリアルでお会いするメンバー同士、楽しく深く、それぞれの方の取り組みやWILLなどをフラットに共有いただき、容易に言語化できないおみやげと、気づきをいただきました。後日いただいたご感想から、今後の活動の参考になるアイデアや感謝のメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございます。



これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ




【開催の経緯など】


立案者のおおばやしです。

2017年頃から企業内D&I推進者の方を支援させていただいております。

2020年~のコロナ禍など、予測不可能な社会の動きによって、多くのD&I活動が制約を受ける苦しい状況でした。

推進者の負担増大や立場の難しさ、コミュニケーション不全、孤独感をお聞きしつつも、

具体的には何もできずにおりました。


悩みつつ思い至ったのが

「この不確実な状況で、利益団体である企業の中の、少数の推進者の活動次第のD&Iだとあまりに大変すぎる」

「別のロジックで動いている行政や学校、民間の方々から何かインスピレーションを得られるのでは?むしろ視点を高くする時かも?」ということです。


たとえば多様な働き方、生き方、ウェルビーイングを考えると、おのずと家族、

医療福祉や文化、教育、地域といった要素も関わってきます。

広い視野でいればできることが増え、不安定要素が多くてもD&Iの持続可能性が高まるかもしれません。


より高い視点で社会的D&Iを俯瞰し、様々な組織・セクターで活動されている方々との包括的なつながりを感じつつ、

足元から自組織のD&Iを追求をしていただくのが、推進者が孤独になりすぎない、

長く続けられる、これからのダイバーシティかもしれないと、2023年秋から準備をはじめました。


思いを同じくする方々と共に話し合いをしつつ、パイロット版を実施できる段階まで至りました。


ご協力くださったaddrive加生さん、HRI江口さん、ゲストの龍円さん、渡辺さん、ありがとうございました。



全4回、期末という多忙な時期にも関わらず、ご参加いただいたみなさまにも、心からお礼申し上げます。おひとりおひとりが思いをもってそれぞれの活動に取り組んでいらっしゃるということを改めて感じ、心強さと、「ひとりじゃない」と肌感で感じることができました。


とくに最終回リアルでお話する中で、「D&I推進を頑張っている方の孤独感を何とかしたい、well-beingを高めたい」「悲壮感と共にではなく、楽しくダイバーシティ推進をしたい」「自分自身も大切にしたい」という私自身(おおばやし)の願いも浮き上がってきました。


今後どうコミュニティ運営や活動を行うのか、参加者の方に引き続きご協力いただきながら、大事に活動を続けていきたいと思います。


ありがとうございました。




主催:一般社団法人ウェルビーイングコミュニケーションラボラトリー おおばやしあや

共催:株式会社addrive 加生健太朗さん

協力:株式会社HRインスティテュート 江口瑛子さん

ゲスト:龍円あいりさん 渡辺カオリさん

special thanks:参加者のみなさま


#開催報告:これからの自組織/社会のD&Iを考えるダイアログ|ゲスト:龍円あいりさん(東京都議員)、渡辺カオリさん

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