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執筆者の写真WBCラボ

開催報告:台東区・多様性講座に、アンコンシャス・バイアスのワークショップでソジテツをお呼びいただきました。#多様性, アンコンシャスバイアス

台東区で実施されている、全4回の「多様性講座」の第1回に、ソジテツワークショップをご依頼いただきました。週末に、区民や区で働いている方にお集まりいただき実施する2時間のワークショップです。


今回の内容は「性別や属性の思い込みから自由になるためのウォーミングアップ」。連続4回のはじめとして、アンコンシャスバイアスのできかたとほぐし方、SOGIという概念についてのお話と、ソジテツの問いを使った対話ワークをさせていただきました。



ファシリテーターがお話したのは


  • 偏見や差別などの「思い込み」は、女性・男性・大人・〇〇人…などの「属性・ラベル」にかかるもの

  • 思い込みは、①ステレオタイプ(情報の蓄積)⇒②先入観(フィルター)⇒③偏見(思考)⇒④差別(言動)と、どんどん移行していく

  • 思い込みは、他人にだけでなく、自分自身にかかっていることも多い

  • たとえば、人生の中で、「性別」という属性にかかる「ふつう・当たり前」はどんなものがあるだろう?

  • 意識的になる、気づくことができれば、止められる(認識できるものは手放せる=認識しなければ手放せない)が、無意識でいると差別行動までいくのは簡単

  • ただ、脳は楽をしたがる、似たものを分類したがるので、自分に先入観があったことなどに罪悪感を持って責める必要はない、気づいたことが大事


  • LGBTQ+などが「ラベル」であるのに対しでSOGIは「アイデンティティ」、外側からペタッと貼られるものか、内側から自分を自覚することか。ラベルは他人のためのわかりやすさ(分類しやすさ)、アイデンティティは自分のためのことば(who am I?)。ラベルは便利な分とりこぼされてしまうものがある

  • 自分の性別をどうとらえるか、どんな人を好きになるか?イメージしてみよう。そこに、マイノリティとマジョリティという分類は出てこない、多様な結果があるだけ

  • 自分は何者であるかを、ラベルでなくアイデンティティで語ろう。例えば「私はオタクです」よりも「私は〇〇が大好きです」のように。きっとそのほうがポジティブに自他の多様性が共生できる世界になれる


アンコンシャス・バイアスのワークショップ,  台東区・多様性講座, ソジテツ, 多様性, ダイバーシティ

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そして、ワークとして


  • 属性・ラベルではなく個性・アイデンティティからお互いを知るゲームでのウォームアップ

  • 人生の中で例えば性別についてどんな思い込みが「一般的に」ある?

  • 自分の「好き」なこと、もの、幸せを感じるもの…を語ろう

  • ふつう、当たり前…っていったい何?答えのないことを、自分の視点から、自分のことばで語ってみよう(ソジテツ対話)

をじっくりとおこないました。



じつはこの日は、朝から冷たい雨と風がふきあれる天気で、ファシリテーターたちもびしょぬれで会場に到着したため、どなたも集まらないのでは?と思っていたのですが、予想よりたくさんの方が、会場に集まってくださいました。


心に残ったことはさまざまで、


  • 「ふつう」という言葉の正体がとても不思議で、印象に残った

  • 思い込みについて、とても腑に落ちて、スッキリした

  • 最近受けたワークショップの中で断トツに良かった、今日こんな天気だけど来てよかった

  • 自分で自分に偏見を持っていたことがあったのだとわかった

  • 自分で自分のことをラベルで語っていたので、アイデンティティで語りたいと思った

  • まだまだ語りたい、話したいことがいっぱいある

  • 好きなことを語っている人の表情がとても素敵で、これが個性なんだなと印象に残った

  • 「推し」があるって、いいな


などなどの感想をいただきました。



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(ワークが盛り上がって、写真をとるのをなかなかできませんでした…)


きびしい天気の週末に、行こうと決めてお集まりくださったみなさま、台東区社会教育館のご担当者さま、おかげさまでとても豊かな時間になりました。


すてきな機会をありがとうございました。


実は、全4回のうち最終回の講座もご依頼いただいております。また参加者の方にお会いできることが、とても楽しみです。



(担当ファシリテーター:あや・まり)

※テツラボ(ソジテツ公式)記事からの転載です


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